ご挨拶

第24回日本ヘリコバクター学会学術集会 会長
大分大学医学部 消化器内科学講座 教授
村上 和成

 この度、第24回日本ヘリコバクター学会学術集会の会長を拝命いたしました。伝統ある学会の会長として大変光栄に存ずるとともに、身の引き締まる思いを感じております。本学会は平成30年6月29日(金)と30日(土)に大分市のレンブラントホテル大分で行われます。ホテルをほぼ貸切りで行いますので、充実した学会になると期待しています。
 また、翌7月1日(日)には同ホテルから徒歩10分、大分駅前のホルトホール大分にて認定医試験、教育講演会、市民公開講座などが開催されます。

 H.pylori 感染症の診療・研究が進歩・成熟した感がある最近ですが、未だ3000万人の陽性者が存在するわが国最大級の感染症であり、今後、消化器内科医あるいは内視鏡医がこれまで経験していない「除菌後胃」が急激に増えてきます。若年者のスクリーニングは今後全国的な課題にもなりえると思いますし、高齢者に対する除菌診療も議論が絶えない問題と思います。これら多くの問題点をたっぷりと議論していただくことを期待しています。

 「おんせん県大分」は田舎ではありますが、関アジ、関サバ、フグをはじめ美味しいものがたくさんあり、風光明媚で温暖な土地です。季節は梅雨真っただ中となりますが、皆さまの日ごろのお疲れを癒していただける学会になれば幸いです。皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。